今日の水戸黄門を観て・・・

水戸黄門】をよくご覧の方はお解りかと思いますが、【水戸黄門】では、よくうっかり八兵衛さんが食べ過ぎでお腹をこわしたり、食あたりになったりしてますが、中でも河豚にあたるエピソードも多数出てきます。
今日は、坂上次郎さんがゲストで出てて、八兵衛と一緒に河豚毒にあたる話でした。(と言っても、ホントは次郎さんが自殺しようとして、ワザと河豚の有毒部分を含めた鍋を食べてるところへ、八兵衛が来て勝手に河豚を食べちゃうんですが。汗)
で、コレまた必ず出るエピソードなのですが、河豚毒にあたった人を砂浜に埋めると、解毒して助かる・・・って話なんですよ。
いつも思ってはいたのですが、こんな方法で河豚の毒は解毒できるんぢゃろか??
・・・折角パソコンを持っているのだから、ちょいと調べてみようかと・・・。w
まず、河豚の毒ですが『テトロドトキシン』と言う成分だそうです。
河豚の学名に使われている『テトラオドン』(4つの歯の意味。河豚の歯は、ほとんどが4本の為)と毒素を意味する『トキシン』が合体して『テトロドトキシン』=河豚からとった毒と言う意味だそうで。
神経毒で加熱しても分解せず、青酸カリの300〜400倍とも、また1000倍以上の威力とも言われています。
主な症状は麻痺で、唇や指先が痺れ、嘔吐・呼吸困難・血圧低下等の症状を引き起こし、最悪の場合死に至ります。
解毒方法は見つかっていないけど、しかるべき処置をすればちゃんと助かりますので、ご安心を。
毒ですが、微量なら鎮痛剤にも使われてるくらいなんですよ。
それで・・・。
件(くだん)の『砂浜に埋める』方法ですが、真っ向対立する意見をハケーンしてしまいました。w
まずは、効果無しとした話。

★俗信中毒療法
   ※フグ中毒の民間療法のうち最も有名なのに「土に埋めること」というのがあります。
中毒症状を起こしますと血圧の低下が起こることから抹消部分を圧迫させて血圧の降下 を防ごうとしたものだと思われます。
また、体を冷却する目的でもあったようです。しかし、効果はありません。

そして、効果があるとした話。

フグについて
(中略)
 この前、友人の医者と飲んでいたとき聞いた話ですが、テトロドトキシンは神経毒で筋肉を麻痺させるんだそうです。だから、毒に当たると呼吸筋が働かなくなり死んでしまうんだそうです。昔、フグ毒に当たった人を首まで砂に埋めておくと助かることがあるというのは理由があるんだそうですよ。呼吸筋の中で最後まで動き続けるのは横隔膜で、横隔膜の上下による呼吸をもっとも効率的に行なわせるには、胸郭を固定するのがいいそうです。で、砂に埋めることによって胸郭が固定され、横隔膜による呼吸が効率的に行なわれ、そうしている内にフグ毒が解毒されて助かるんだそうです。もっとも今では早くに手当てすれば人工呼吸装置があるから大丈夫だそうですが。
(以下略)

う〜ん・・・結局『砂に埋める』方法は、効果があるのか無いのか良く解りませんが・・・。
ま、【水戸黄門】の中では、必ず効果のある方法なんですがね。爆